ベトナム語の速読

テキストエディタを使って、タイピングと速読を練習します。 さらに作文の練習で、読解力を鍛えます。

ベトナム語は、中国語に大きな影響を受けています。 中国語由来の単語は、漢字でも書くことができます。 単語の多くは単音節か2音節で、語形変化はありません。

ベトナム語版のWikipediaは、日本語版よりも記事数、項目数が多いです。 固有名詞などを調べながら、文章の雰囲気を掴んで下さい。

英語版Wiktionaryでは、ベトナム語の単語の元になった漢字や、 中国語、日本語での意味も調べることができます。 日本語の漢字を調べて、中国語やベトナム語での意味を知ることもできます。 色々な情報を結びつけて、単語や文字を覚えていきましょう。

ラテン文字を使って、音節ごとに区切って書きます。 漢字のように意味を直感的に掴むことはできませんが、 タイピングが楽です。 文字と発音の関係が規則的で、発音はすぐに覚えられると思います。

目次
  • タイピングと速読の練習
  • 読解力
  • リスニング
  • キーボードについて
  • 発音
  • 作文の練習
  • 文法
  • ニュース
  • 多言語学習とベトナム語
  • タイピングと速読の練習

    練習方法は英語などと同じです。 テキストエディタで、フォントサイズを大きくして、単語を繰り返し打つだけです。

    単語を繰り返し書く

    ベトナム語2文字
    ベトナム語3文字
    ベトナム語4文字

    このように2文字、3文字、4文字の単語を繰り返しタイピングして下さい。 簡単な単語を繰り返し書いていると、 頭の中の発音を省略するようになります。

    短文を数行に分けて書く

    複数行

    短い文をこのように書くと、複数行を一目で読む練習になります。 単語ごとに改行を入れて書いて下さい。

    読解力

    文章をたくさん読んで、たくさん書いて、読解力を鍛えて下さい。

    ベトナム語版のウィキペディアを読んでいきましょう。 国名など、ラテン文字の固有名詞はそのまま表記されています。 単語ごとに自動翻訳を使うと早いです。

    ベトナム語版ウィキペディア-国の一覧

    まずは英語や中国語のようなSVO文として、大まかな内容を読み取りましょう。 それから、類別詞を覚えて下さい。 記事の最初は定義文なのでわかりやすいです。 最初の文や段落を、たくさん読んでいきましょう。

    語彙を増やして、ニュースを読めるようにして下さい。

    漢字と結びつけて覚える方法もあります。 英語版Wiktionaryでは、単語の漢字表記も見ることができます。 中国語や日本語の漢字を調べても、ベトナム語での意味が一緒に載っています。 チュノム版ウィキのVinaWikiも読んでみて下さい。

    韋那威箕(VI NA UY KI)

    作文の練習で、読解力が安定します。

    リスニング

    ニュースを使って、リスニングを練習しましょう。

    自動読み上げツールを使って、記事を読みながら音声を聴いてください。 私は、パソコンのブラウザでRead Aloudというアドオンを使っています。

    YouTubeの自動字幕機能を使って、ニュース動画を見てください。 いくつかのベトナム国内のニュースメディアが、自動字幕に対応しています。

    VTV24 - YouTube

    キーボードについて

    ベトナム語では、記号付きの文字ă, â, đ, ê, ô, ơ, ưを使います。 言語入力やキーボードレイアウトの追加が必要です。

    基本26文字はQWERTY配列で、日本語キーボードと同じです。 記号や数字の部分に、記号付きの文字が配置されています。

    作文の練習

    作文の練習で、読解力を鍛えましょう。 構成や関係性を整理して、イメージを作ってから書いて下さい。

    語順

    まずは語順、文型をイメージして、簡単な文を作って下さい。 ベトナム語は語形変化が無く、語順や前置詞で関係を表します。

    基本となる名詞文、形容詞文、動詞文の構造を覚えましょう。

    関係性

    次は、関係性をイメージします。主語と目的語、 話し手と聞き手などの関係を整理して下さい。

    それぞれの関係、立場、目的などを考えて下さい。

    ベトナム語の人称代名詞は複雑で、互いの立場、家族関係、 親族関係などを表します。

    構成

    ほかにも色々なイメージを使って練習して下さい。

    発音の練習

    発音と文字の関係が規則的です。 音節ごとに区切って書くので、イメージしやすいです。

    まずは母音、子音の文字と、発音、発音記号を結びつけましょう。

    音節

    音節は、母音、子音、声調の組み合わせです。 短い単語が多いので、発音、意味、アルファベット、 漢字などを一緒に覚えていきましょう。

    文法

    名詞の複数形、動詞の活用のような、語形変化がありません。 語順と類別詞が重要です。

    基本的な読み書き発音を覚えて、文を作りながら学習しましょう。 簡単な名詞文、形容詞文、動詞文を作って下さい。

    文の種類によって、主語やコピュラの省略があります。

    ニュース

    ベトナムのメディアや、Yahoo News、Google News、 VOAなどで、ベトナム語のニュースを読むことができます。

    多言語学習とベトナム語

    ベトナム語と同じように、日本語と韓国語も中国語の影響を受けています。 書き言葉に漢文を使って、中国語の語彙を受け入れて、独自の漢字の追加や簡略化を行いました。

    韓国語は現在はハングル表記ですが、新聞や辞書の見出しなどで漢字が使われています。

    中国語繁体字や漢文を中心に勉強しながら、 それぞれの言語の漢字や単語を覚えていきましょう。 日本語の漢字も、英語版Wikitionaryで調べて下さい。

    タイ語も中国語やベトナム語のように、声調を持つ言語です。 タイ文字は、子音字に母音と声調の記号を組み合わせています。

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