トルコ語の速読
概要
英語などと同じように、テキストエディタを使って速読を練習します。 作文の練習と組み合わせて、読解力を鍛えます。
接尾辞が重要です。 英語の語形変化と比較しながら学習して下さい。 語順など、日本語に似た要素もあります。
アラビア語やペルシア語の影響を受けています。 近い関係のアゼルバイジャン語などを一緒に学習すると、 アラビア文字を覚えることができます。
目次
タイピングと速読の練習
テキストエディタで、フォントサイズを大きくして、単語を繰り返し打って下さい。
単語を繰り返し書く



このように2文字、3文字、4文字の単語を繰り返しタイピングして下さい。 簡単な単語を繰り返し書くことでで、頭の中の発音が省略されて、 集中力とスピードが上がっていきます。
短文を数行に分けて書く

短い文を、単語ごとに改行を入れて書いて下さい。 複数行を並列に読む練習になります。
キーボードについて
トルコ語は符号付きの文字 ç, ğ, ö, ş, üを使います。 言語やキーボード配列の追加が必要です。
Windowsの場合は、トルコ語Qという配列を使って下さい。 日本語と同じQWERTY配列で、右端に符号付きの文字が並んでいます。
読解力
たくさん文章を読んで、作文を練習して、読解力を鍛えましょう。
トルコ語版ウィキペディアは、文や記事の構成がわかりやすく、読みやすいです。 色々な記事の、最初の文や段落を読んで下さい。 語彙を増やして、ニュースを読めるようにしましょう。
トルコ語版ウィキペディア:国の一覧接尾辞を覚えるまでは、辞書を引くのも大変です。 語幹の部分だけを見極めて調べましょう。 英語版WiktionaryとGoogle翻訳を併用して、語幹と接尾辞を覚えて下さい。
作文の練習によって、読解力が安定します。
リスニング
ニュースを使って、リスニングを練習しましょう。
ニュース記事を読めるようになったら、自動読み上げツールを使って、 音を聴きながら読んで下さい。
TRT Haber - Türkiye’nin haber kaynağıYouTubeの自動字幕機能を使って、ニュース動画を見て下さい。 慣れてきたら、字幕無しの動画も見て下さい。
TRT Haber - YouTubeトルコ語のニュースチャンネルは多く、24時間ライブ配信しているチャンネルもあります。 ニュースが聴き取れるように慣れば、学習に役立ちます。
NTV - YouTube作文の練習
作文の練習で、集中力と読解力を鍛えましょう。

基本のパターンで文を作りながら、 文、節、句、単語の構造を覚えて下さい。
独立した冠詞が無く、文の構造はわかりやすいです。 動詞や述語が文末に来て、形容詞などは前から修飾します。
一つの単語に複数の接尾辞を使うので注意して下さい。
まずはSOV文と、動詞を使わない名詞文を覚えましょう。 それから主題や焦点を考えて、違う語順で書いて下さい。

次は関係性や状況を考えましょう。 それぞれの関係、立場、目的などを想像して下さい。
トルコ語には敬語表現があります。二人称の使い分けや敬称など、 日本語にも似ています。
発音の練習
トルコ語の発音はわかりやすいです。子音がいくつも繋がることはありません。 母音の種類が多いので注意して下さい。
発音記号を参考にして、母音の発音を練習しましょう。 IPAでは母音を舌の位置、口を開ける高さ、唇の丸めによって分類しています。
トルコ語には母音調和のルールがあります。 一つの単語の中では、前舌母音か後舌母音に揃えます。 単語の多くは語幹+接尾辞という構造になっていますが、 語幹の母音に接尾辞の母音を合わせます。

音節の構造を意識しながら、単語の発音を練習して下さい。 音を聴くだけなら、Google翻訳が手軽です。
トルコ語のニュース
トルコのメディア以外では、VOAでトルコ語のニュースを読むことができます。 EURONEWSも、トルコ語に対応しています。
多言語学習とトルコ語
トルコ語は、アラビア語とペルシア語の影響を受けています。 アラビア文字や単語を一緒に覚えていきましょう。
トルコ語の元になったオスマントルコ語は、アラビア文字を使って表記しました。 英語版Wiktionaryでは、オスマントルコ語由来の単語については、 アラビア文字表記も載せています。
トルコ語に近いアゼルバイジャン語は、アラビア文字も使います。 アゼルバイジャン語版のウィキペディアはラテン文字、 南アゼルバイジャン語版はアラビア文字表記です。 英語版Wiktinaryで単語を調べると、キリル文字やアラビア文字での表記も載っています。
カザフ語版のウィキペディアは、ラテン文字、キリル文字、アラビア文字を切り替えることができます。ウズベク語版では、ラテン文字とキリル文字で読むことができます。
これらの言語では、アラビア文字でも母音を表記するので読みやすいです。 ただし、アラビア語やペルシア語由来の単語は、綴りをそのまま使う場合もあります。
トルコ語をメインに勉強しながら、 それぞれの言語でウィキペディアやニュースを読んで下さい。 ある程度慣れてきたら、アラビア語やペルシア語、タジク語などを学習して下さい。