スウェーデン語の速読と学習
概要
テキストエディタを使って、 タイピングと速読を練習します。そして、 作文の練習で読解力を鍛えます。
ヨーロッパの言語の中でも、速読しやすい言語です。 単語や文法が英語に近く、 主語の省略や、人称による動詞の変化がありません。
ウィキペディアの記事数が多い言語です。 ある程度知っている分野の記事を読んで、文に慣れていきましょう。 英語への自動翻訳も使って下さい。 国名などの固有名詞を覚えていくと、ニュースも読めるようになります。
発音と綴りの関係を理解すると、単語が覚えやすくなります。語形変化、複合語にも強くなります。スウェーデン語は母音の種類に文字が対応していて、 綴りが簡潔で覚えやすいです。
スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語は、かなり近い言語です。 発音は違いますが、読み書きについてはほとんど同じです。 速読に慣れたら、他の2つの言語も読んでみて下さい。
英語、ドイツ語、オランダ語とも共通点がたくさんあります。 似ている単語を一緒に覚えていきましょう。
目次
タイピングと速読の練習
練習に必要なのは、テキストエディタだけです。 ウインドウとフォントサイズを最大にして下さい。
紙と鉛筆でも、同じように練習することができます。
単語を繰り返し書く



このように、2文字、3文字、4文字の単語を繰り返し打ちます。 4文字までいったら2文字に戻って繰り返して下さい。
短い単語を繰り返し打つことで、頭の中の発音が省略されて、集中力とスピードが上がります。
短文を数行に分けて書く

次はこの図のように、簡単な文を改行を入れて書いて下さい。 慣れるとこれを一目で読めるようになります。 同じように、簡単な文をいくつか書いて下さい。
単語と短文の練習を繰り返すと、読み書きのスピードが上がります。 この状態で作文を練習することで、速読の読解力を上げることができます。
読解力を鍛える
スウェーデン語は、語彙や文法が英語に似ています。 どんどん文章を読んで、慣れていきましょう。 作文の練習も重要です。
スウェーデン語版のウィキペディアは、記事数が多いです。 固有名詞や英語に似た単語から、内容を推測しながら記事を読んでいきましょう。 最初の文を読めるようして、文中のリンクのポップアップも読んで下さい。
スウェーデン語版ウィキペディア:国の一覧ウィキペディアで語彙を増やして、ニュースサイトなどを読んでいきましょう。 ニュースの自動読み上げや動画も活用して下さい。 YouTubeには、字幕付きのニュース動画もあります。
辞書は英語版WiktionaryとGoogle翻訳を使いましょう。 複合語の意味を調べるには、Google翻訳が一番早いです。
定冠詞が接尾辞になりますが、意味や使い方は英語とほぼ同じです。 名詞の性や語形変化は、作文と合わせて覚えて下さい。
キーボードについて
記号付きの文字åäöがあるので、言語入力の追加が必要です。 スウェーデン語の標準配列では、åäöが右側の方に配置されています。 記号などの位置が変わるので注意して下さい。
他の言語も勉強する場合は、 USインターナショナル配列が便利です。 右Alt+wでå、右Alt+qでä、右Alt+pでöを入力します。 打鍵数は少し増えますが、この配列でドイツ語やスペイン語、デンマーク語、 ノルウェー語なども打つことができます。
右Altキーを使った入力は、ソフトによっては使えない場合があります。
作文の練習
作文の練習によって、読解力が向上します。 スウェーデン語は英語と共通点が多く、人称による動詞の活用がありません。

語順はSVOとV2です。英語と同じSVO語順で練習して、 構造を覚えましょう。そして、主題や強調を考えて、違う語順を試して下さい。
スウェーデン語では、名詞の性が重要です。en名詞とett名詞、 定冠詞と不定冠詞、単数形と複数形の使い分けを覚えていきましょう。

次は、人と人の関係を整理します。 誰が、誰に、誰のことを話しているのかを考えましょう。 図や単語を書いて整理して、それから文を作って下さい。
それぞれの関係、立場、場所、時間なども考えましょう。 また、背後関係や内面などを想像して下さい。
他にも構成など、色々なイメージを使って練習して下さい。
発音の練習
文字と発音の関係がわかりやすいです。 短い単語を使って、発音とルールを覚えていきましょう。

母音の種類が多く、長短の区別も重要です。 文字と発音記号を結びつけて、発音を練習しましょう。 最初は音の違いがわからなくてもいいので、 発音を繰り返して下さい。
子音も、いくつか特徴的な発音があります。 適当な教材が無ければ、 英語版ウィキペディアのSwedish phonologyのページを使って下さい。
全体的に単語のスペルが短いので、 タイピングや作文と上手く組み合わせて下さい。 Google翻訳を使えば、単語と文の発音を聴くことができます。
母音と子音、単語、文と、適度に切り替えながら練習して下さい。
文法
文法は英語に似ていますが、定冠詞が特徴的です。 名詞の前に置くのではなく、名詞の語尾を変化させます。
名詞は2種類の性と、単数形複数形があります。 計4種類と、不定冠詞、定冠詞をセットにして覚えましょう。 語形変化にはいくつかのパターンがあります。
まずは英語で、数と冠詞について復習しておきましょう。 不定冠詞の複数形が無いなど、使い分けも似ています。
形容詞は名詞の性によって変化します。名詞と一緒に覚えて下さい。
複合語について
ドイツ語やオランダ語と同じように、複合語がよく使われます。 辞書には載っていないことが多いので、 意味を知りたいときは自動翻訳を使いましょう。
含まれている単語が何かを考えましょう。 元の単語とは意味が変わる場合があるので注意して下さい。
名詞句、動詞句、名詞節などのように、色々なパターンがあります。
まずは普通の単語をしっかり覚えましょう。 綴りと発音、意味、品詞、語形変化などを結びつけて覚えて下さい。
普通の単語も、 語幹、接頭辞、接尾辞などに分解できる場合があります。 単語の構造を知ることで、複合語も理解しやすくなります。
多言語学習
デンマーク語、ノルウェー語と非常に近い関係です。 発音は違いますが、単語のスペルや文法が似ています。 スウェーデン語を勉強しながら、他の2つの言語も読んでみて下さい。 GoogleNewsは現在、スウェーデン語とノルウェー語に対応しています。
これらの言語は、主語の省略、格変化、動詞の人称変化が無いので、 速読に向いています。 デンマーク語はæとøの文字をよく使うので、 最初はスウェーデン語のほうが少し読みやすいと思います。 USインターナショナル配列は、この3つの言語を打つことができます。
また、英語、ドイツ語、オランダ語とも近い関係です。 ゲルマン諸語には、同じ語源を持つ単語がたくさんあります。
ドイツ語は語順が違うので、 ある程度英語の速読に慣れてからのほうが学習しやすいです。
英語は、ゲルマン諸語とロマンス諸語の両方に似ています。 速読しやすいフランス語やスペイン語、起源となったラテン語を勉強して下さい。