セルビア語の速読
概要
テキストエディタを使って、タイピングと速読を練習します。 作文の練習と組み合わせて、読解力を鍛えます。
セルビア語は、キリル文字とラテン文字を使います。 キーボード配列は同じなので、両方の文字で練習して下さい。
綴りと発音の関係がわかりやすく、学習しやすいです。
ロシア語などと同じスラブ諸語で、語彙や文法が似ています。 教材や学習方法などを参考にして下さい。
目次
タイピングと速読の練習
テキストエディタで単語を繰り返し打ちます。
今から勉強を始める人は、先にラテン文字で練習して下さい。
単語を繰り返し書く



このように2文字、3文字、4文字の単語を繰り返しタイピングして下さい。 簡単な単語を繰り返し書くことでで、頭の中の発音が省略されて、 集中力とスピードが上がっていきます。
短文を数行に分けて書く

3語ほどの短い文を、単語ごとに改行を入れて書いて下さい。 複数行を並列に読む練習になります。
読解力
先にラテン文字で学習して、ある程度文章を読めるようにして下さい。 それから、タイピングや読解でキリル文字を覚えていきましょう。
英語版Wiktionaryでは、セルビア・クロアチア語の単語を調べることができます。 両方の文字で調べることができて、語形変化なども載っています。 Swadesh listという基本単語のリストもあります。
セルビア語版のウィキペディアでは、 記事をラテン文字とキリル文字の両方で読むことができます。 まずはラテン文字で、文章に慣れていきましょう。 最初の文や段落をたくさん読んで下さい。
セルビア語版ウィキペディア:国の一覧(ラテン文字表記)各記事の上部のЋир./lat.というタブで、キリル文字とラテン文字を切り替えて下さい。 国の名前など、固有名詞を手掛かりにして読んでいきましょう。
語彙を増やして、ニュースを読んで下さい。 セルビアの新聞や放送局のサイトで、記事や動画を見ることができます。
作文の練習で、読解力が安定します。
キーボードについて
ラテン文字とキリル文字のキーボード配列を追加しましょう。
ラテン文字の配列は、日本語と同じQWERTY配列を基本に、 右端に符号付きの文字が配置されています。
キリル文字の配列は、ラテン文字の配列と一対一で対応しています。 ラテン文字で配列や単語を覚えれば、同じように打つことができます。
ロシア語のキーボード配列とは全く違うので注意して下さい。
作文の練習
作文の練習で、集中力と読解力を鍛えましょう。

文、節、句の構造を意識しながら、簡単な文を作って下さい。
基本は英語と同じSVO語順ですが、自由に変えることができます。 冠詞はありません。
名詞の性が3種類、格が7種類で、動詞は主語の人称によって変化します。

関係性や状況をイメージして文を書いて下さい。
発音の練習
セルビア語の発音はわかりやすいです。辞書などで単語の発音記号を調べてみて下さい。 文字の綴りと発音記号の綴りがほぼ同じです。
Google翻訳は音声も聴けるので、単語や文の発音を真似して下さい。 表記はキリル文字ですが、ラテン文字も小さく表示されます。

音節の構造を意識しながら練習して下さい。
ニュース
RTSなど、セルビアのメディアのウェブサイトを利用して下さい。記事や動画を見ることができます。キリル文字のメディアと、ラテン文字のメディアがあります。
Google NewsとVOAでは、ボスニア語、マケドニア語などの近い言語のニュースを読むことができます。
多言語学習とセルビア語
セルビア語とクロアチア語、ボスニア語、モンテネグロ語は、ほぼ同じ言語です。 マケドニア語なども近い関係です。
スラブ諸語の中では、ロシア語やポーランド語の学習者が多く、教材も充実しています。
ロシア語やウクライナ語はキリル文字を使いますが、少しずつ違う文字があります。 キーボードの配列も、ラテン文字のQWERTY配列とは全く別に覚えることになります。
他にモンゴル語やタジク語もキリル文字を使いますが、キーボード配列は違います。
タジク語はペルシア語に近いので、そこからペルシア語やアラビア文字、アラビア語を学ぶことができます。