ポルトガル語の速読

概要

学習方法は、英語などと同じです。 テキストエディタで速読と作文を練習しながら、 文法、単語、発音などを勉強します。

まずはウィキペディアの記事を読んでいきましょう。 固有名詞や英語に似た単語が多いので、 読みやすいです。国名や人名などを覚えて、 ニュースを読めるようにして下さい。

主語の省略があるので、文の構造に注意して下さい。 英語と比較しながら学習を進めましょう。

スペイン語と非常に近い言語です。 ウィキペディアやヤフーニュースなどを読み比べて下さい。 また、地域による違いに注意して下さい。

語彙の多くはラテン語から来ています。 英単語と似ている単語があるので、 一緒に覚えていきましょう。

目次
  • タイピングと速読の練習
  • 読解力
  • リスニング
  • キーボードについて
  • 作文の練習
  • 発音
  • オンラインツール
  • 文法
  • 多言語学習とポルトガル語
  • タイピングと速読の練習

    テキストエディタを使って、タイピングと速読を練習します。 ウィンドウサイズとフォントサイズを大きくして下さい。 手書きでも練習方法は同じです。

    単語を繰り返し書く

    ポルトガル語2文字
    ポルトガル語3文字
    ポルトガル語4文字

    このように、単語を繰り返し打つだけです。2文字の単語を数回、3文字の単語を数回、 4文字の単語を数回打って、また2文字から繰り返して下さい。

    慣れてくると、頭の中で発音せずに打つようになります。 無理に文字数を増やさずに、簡単な練習を繰り返して下さい。

    短文を数行に分けて書く

    ポルトガル語短文

    次は、短い文を単語ごとに改行して書きます。 これは複数行を同時に読むための訓練です。 慣れてくると、このくらいは一目で読めるようになります。 同じように、簡単な文をいくつか書いて下さい。

    この状態で作文を練習することで、速読の読解力が上がります。

    読解力

    文章をたくさん読んで、作文を練習して、読解力を鍛えましょう。

    ポルトガル語版のウィキペディアが読みやすいです。 固有名詞や英語に似た単語を拾って、どんどん読んでいきましょう。 また、記事の最初の文、最初の段落をたくさん読んで下さい。

    ポルトガル語版ウィキペディア:国の一覧

    私は国や言語についての記事を読んでいます。

    ポルトガル語版ウィキペディア:言語の一覧

    英語との違いは、主語の省略と形容詞の位置です。 文章に慣れてから、名詞の性や動詞の活用を勉強して下さい。

    時制などの関係で、動詞の活用形はイタリア語やフランス語よりも多いです。 発音を学習すると、活用のパターンを覚えやすくなります。

    実用的な語彙を増やして、ニュースを読みましょう。 記事をたくさん読んで、ニュースの動画も見てください。

    ブラジル版ヤフーニュース(ポルトガル語)

    さらに作文を練習して、読解力を鍛えて下さい。

    リスニング

    速読を使って、リスニングも練習しましょう。

    自動読み上げツールを使って、ニュースを読みながら音声を聴きましょう。 私はパソコンで、ブラウザのRead Aloudというアドオンを使っています。

    YouTubeの自動字幕機能を利用して、ニュース動画を見て下さい。

    Record News - YouTube

    慣れてきたら、字幕無しでもニュースを見て下さい。

    キーボードについて

    ポルトガル語は、英語と同じアルファベット26文字に加えて、 記号付きの文字áéíóúâêôãõàüçを使います。こうした文字を入力するために、 言語かキーボードレイアウトの追加が必要です。

    記号付きの文字は、何かキーを押してからそのアルファベットのキーを押して入力します。 どうせなら、多くの記号、多くの言語に対応した配列を使いましょう。 USインターナショナル配列は、ポルトガル語のほかに、フランス語、スペイン語、ドイツ語、 スウェーデン語などにも対応しています。

    USインターナショナル配列の場合、áは:を押してからaを押して入力します。 âは、シフトを押しながら6を押してから、aを押します。 àは、半角全角キーを押してから、aを押します。 üは、シフトを押しながら:を押してから、uを押します。 çは、:を押してから、cを押します。

    作文の練習

    作文の練習によって、読解力が向上します。文章を書く前に、 内容や構成、読み手との関係などを整理しましょう。

    語順

    まずは文の構造をイメージしながら、短い文を作りましょう。 SVOのように一つパターンを決めて、いくつか文を作って下さい。

    基本文型で作文を繰り替えして、文の構造を覚えましょう。 主語を省略するパターンも含めて、 2語、3語、4語くらいの文をたくさん作って下さい。

    関係性

    次は、関係性をイメージしながら文を作ります。

    動作主と動作対象、主語と目的語、話し手と聞き手のような関係をイメージして下さい。 それぞれの関係、立場、目的、動機などを考えましょう。

    文の主題、焦点、既知性などを考えましょう。 自分が伝えたいのは何か、相手が知りたいのは何かを想像して下さい。

    構成

    色々なジャンルの文章について、関係性や構成を研究して下さい。

    発音の練習

    発音と綴りとの関係はわかりやすいです。 発音記号を使わずに、直接単語を覚えていくのもよいでしょう。

    音節

    母音の種類が多いので、基本的なものだけでも練習しておきましょう。 耳が慣れれば、聞き分け、使い分けができるようになります。

    スペイン語との違い、ブラジルの発音とポルトガルの発音の違いに注意して下さい。

    作文の練習と合わせて、2語、3語の文を作れるようにしましょう。 母音、短い単語、長い単語、文と、適度に切り替えながら練習して下さい。

    オンラインツール

    Google翻訳やオンライン辞典、動詞活用表など、無料で使えるツールがあります。 こうしたツールは過去形や複数形などを入力しても調べられるので、 紙の辞書よりも楽です。一部の辞典や動詞活用表については、不定形しか対応していないものもあります。

    ポルトガル語の辞書もあるので、言葉の定義文にも慣れていきましょう。 まずは英英辞典や英葡辞典を使いこなせるようにして下さい。 ポルトガル語の定義文を、英語に自動翻訳しながら読むという方法もあります。

    Google翻訳のポルトガル語はブラジル式で、Vocêをよく使います。 二人称単数と複数、敬称の使い分けは英語に無いので、 注意して利用して下さい。

    文法

    作文の練習と合わせて、文法を覚えていきましょう。 英語と比較すると、わかりやすくなります。

    語順

    基本的な語順や文型は、英語に似ています。 形容詞が名詞の後に来ることと、主語の省略に注意して下さい。

    自動詞と他動詞、男性名詞と女性名詞のように、分類を覚えていきましょう。動詞は文型と、名詞は冠詞とセットにして覚えましょう。

    関係性

    時制や人称を考える時は、関係性をイメージして下さい。

    多言語学習とポルトガル語

    ポルトガル語はスペイン語と非常に良く似ています。 読解ではほぼ同じ、リスニングも近い感覚で理解できると思います。 2つの言語を比較しながら、またスペイン語の教材なども利用しながら、学習を進めて下さい。

    さらに、フランス語、イタリア語なども近い言語です。 ポルトガル語の速読に慣れたら、他のロマンス諸語のウィキペディア、ニュースなども読んでみて下さい。

    そして、これらの言語の元になった、ラテン語を勉強しましょう。 格変化や語順など文法は違いますが、語彙は似ています。

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