ラテン語の速読

概要

テキストエディタを使って、タイピング、速読、作文を練習します。 使う文字は英語と同じなので、 日本語入力のままで練習することができます。

日常ではほとんど使われていないようです。 ニュースなどのウェブコンテンツも少ないです。 ただ、ラテン語版のウィキペディアとウィキソースがあります。

自由な語順、主語の省略など、速読にとっては不利な要素があります。 内容や意図を推測する能力が重要です。 作文の練習を繰り返して、読解力を鍛えましょう。

多くの言語に影響を与えているので、単語を覚えるだけでも役に立ちます。 ラテン語の単語と、そこから派生した英単語を結びつけて覚えましょう。

発音は色々な方式があります。 日本の教材は、古典式が多いようです。 Google翻訳では、イタリア語と同じ人が発音しています。

目次
  • タイピングと速読の練習
  • キーボードについて
  • 読解力を鍛える
  • 作文の練習
  • 発音
  • 文法
  • 多言語学習とラテン語
  • タイピングと速読の練習

    基本的な練習方法は、英語の速読と同じです。 テキストエディタなどで単語を繰り返し書いて、頭の中の発音を省略します。

    単語を繰り返し書く

    ラテン語 2文字
    ラテン語 3文字
    ラテン語 4文字

    このように、2文字から4文字の単語を繰り返し書いて下さい。 書いているうちに飽きてきて、頭の中で発音せずに書くようになります。

    この練習では、長い単語を書く必要はありません。 発音の学習を進めると、自然に長い単語も書けるようになります。

    短文を数行に分けて書く

    ラテン語 短文

    次はこのように、単語ごとに改行しながら、短い文を書きます。 これは、複数行を同時に読むための訓練です。 簡単な文をいくつか作って下さい。

    キーボードについて

    ラテン語は、基本的に英語と同じ26文字のアルファベットを使います。 発音記号や合字を使う場合は、言語入力の設定が必要です。

    読解力を鍛える

    ラテン語は文法が複雑で、読みにくいです。 英語やロマンス諸語の語彙を手掛かりに、 たくさん文章を読んで慣れていきましょう。

    語形変化などを勉強しつつ、文脈からも推測して下さい。 わからない単語があっても、文の内容や構造を考えましょう。

    ラテン語のウェブサイトやニュースは少ないです。 ラテン語版のウィキペディアを使いましょう。 記事中のリンクを拾って、定義や概要の部分をたくさん読んでください。

    ラテン語版ウィキペディア:国の一覧

    国についての記事を読んでいくと、ニュースを読むための語彙、知識が得られます。

    ラテン語版のウィキソースで、文学作品などを読むことが出来ます。 時代によって語彙や文法が変わるので注意して下さい。

    ラテン語版ウィキソース

    作文を練習すると、読解力が安定します。

    作文の練習

    簡単な作文を繰り返して、読解力を鍛えましょう。 ラテン語は冠詞が無く、主語代名詞の省略があるので、 2語や3語で文を作ることができます。

    語順

    文の構造を意識しながら、簡単な文を作りましょう。

    まずはSOV語順で、英語と同じ感覚で文を作って下さい。

    関係性

    話し手と聞き手、登場人物のような関係も整理しましょう。 それぞれの目的や立場を考えて下さい。

    関係性をイメージしながら、人称、格、時制などを学習して下さい。

    関係性を踏まえて、主題、焦点、強調などを考えて下さい。 語順については、音韻なども関係しています。

    発音の練習

    ラテン語は、時代や地域によって発音が違います。 古典式、ドイツ式、イタリア式などを確認して下さい。

    Google翻訳では、イタリア語と同じ人が発音しています。 ただ、これがイタリア式なのかどうかはわかりません。

    音節

    古典式やイタリア式はローマ字読みに近く、見た目通りに発音します。 教材や発音記号を参考にして、単母音と長母音、 子音を練習しておけばよいでしょう。あとは、単語をどんどん覚えていきましょう。

    Google翻訳を真似する場合は、短い単語、長い単語、短い文と、 適度に切り替えて練習して下さい。

    文法

    名詞の性と格があります。動詞は主語の人称で変化します。 冠詞はありません。主語代名詞の省略があります。

    簡単な文の読み書きを覚えて、文を作りながら学習しましょう。

    格は、英語の文型や前置詞と比較して覚えましょう。

    動詞の活用が複雑です。英語とも比較しながら、 よく使うものを覚えていきましょう。 4パターンの規則的な活用があります。

    多言語学習とラテン語

    ラテン語は、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語などのロマンス諸語の元になった言語です。ロマンス諸語は学習しやすく、速読に向いています。 先にどれか一つを勉強すれば、ラテン語の読解が楽になります。 この中では、イタリア語が一番ラテン語に近いです。

    ドイツ語、英語、オランダ語、スウェーデン語などのゲルマン語派も、 ラテン語の影響を受けています。

    英語の語彙の大半は、ラテン語、ロマンス諸語、ゲルマン語派と重なっています。 ラテン語を中心に、これらの言語を勉強していくとよいでしょう。 英語版Wiktionaryで、単語の語源を調べて下さい。

    格変化と自由な語順という点では、ギリシャ語や、ロシア語、 ポーランド語などのスラブ諸語と似ています。

    他の言語を勉強する

    他の言語で表示する