速読の基本練習

概要

速読の基本は、頭の中の発音を省略することです。 単語や文を繰り返し書くだけで、この感覚を掴むことができます。 繰り返すうちに脳が飽きてきて、頭の中の発音を省略するようになります。

テキストエディタか筆記用具があれば十分です。 特別な教材を使わなくても、独学で速読の基本を習得することができます。

文章を読みながら、頭の中で内容や構成を整理して下さい。 さらに作文を練習しながら、文法や、自分と相手の関係についても考えましょう。

目次
  • 概要
  • 速読とタイピングの練習
  • 単語を繰り返し書く
  • 頭の中の発音を省略する
  • 文を数行に分けて書く
  • 読解力の鍛え方
  • 作文の練習
  • 注意点
  • 速読とタイピングの練習

    テキストエディタを使って、単語を繰り返し書きます。 目の負担を減らすために、また視野を広げるために、文字サイズを大きくして下さい。

    単語を繰り返し書く

    2文字から4文字の単語を繰り返し書きます。

    2文字

    まずは平仮名で2文字の単語を、このように数回繰り返し打ちます。

    3文字

    いったん全部消して、次は3文字の単語を打ちます。

    4文字

    4文字までいったら、2文字に戻ります。 単語を変えながら、2文字、3文字、4文字を繰り返して下さい。

    Winndows標準のMS-IMEの場合は、無変換モードにすると楽になります。 英単語で練習するのもよいでしょう。

    手書きで練習する場合は、画数を基準に考えます。 一画の文字、二画の文字、三画の文字を順番に練習して下さい。

    頭の中の発音を省略する

    同じ単語を繰り返し書いていると、 飽きてきて頭の中の発音を省略するようになります。 最初は「ね、こ、ね、こ」と言っていたのが、「ねこ、ねこ、ねこ」「ねこねこねこ」になって、 最後には全く発音しなくなります。

    そのためには、簡単な練習を繰り返すことが重要です。 無理に文字数を増やさずに、短い単語を繰り返し書いて下さい。 タイピングの速度は関係ないので、力を抜いてゆっくり打って下さい。

    文を数行に分けて書く

    次は、簡単な文を数行に分けて書きます。 図のように細かく改行を入れて下さい。

    短文

    これは、複数行を読むための練習です。 慣れるとこのくらいは一目で読めるようになります。 改行を入れながら、短い文をいくつか書いて下さい。

    無理に文字数や行数を増やす必要はありません。 速く読めない、理解できないという人も、問題ありません。 作文の練習と交互に繰り返すと、スピードと読解力が上がっていきます。

    読解力の鍛え方

    速読の練習で、読み書き両方のスピードが上がります。 たくさん文章を読んで、作文の練習を繰り返して、読解力を鍛えましょう。

    読解力の方向性として、勉強や情報収集に使う能力と、 コミュニケーションに使う能力があります。どちらも重要なので、 バランス良く練習を進めて下さい。

    勉強や情報収集については、頭の中で整理する能力が重要です。 読んでいる文の内容を、図や映像でイメージして下さい。 さらに、段落、章、本全体の構成を想像して下さい。

    書かれている内容だけでなく、その分野やジャンルの全体を意識しましょう。 その中で、自分がどれだけ知っているか、相手がどれだけ知っているかを考えて下さい。

    簡単な図や表、グラフを、頭の中で描けるようにしましょう。 小中学校の教科書などを参考にして下さい。

    さらに作文を練習しながら、文法や、自分と相手の関係についても考えましょう。 背景知識や背後関係に意識を向けることで、読解力の幅が広がります。

    色々なジャンル、形式の文章について、書き方を研究して下さい。 読みたいジャンルの文章を、自分で書いてみましょう。

    文法については、外国語と比較すると理解しやすくなります。 英語や他の言語を勉強してから、また日本語の文法を学習して下さい。

    作文の練習

    読解力を鍛えるには、作文の練習が効果的です。 文章の書き方を研究すると、読むときの意識が変わってきます。 作文が苦手な人も、一行の文から練習して下さい。

    伝えたい内容と、自分と相手の関係を頭の中で整理しましょう。 短い作文を繰り返しながら、意識する方向を変えて下さい。

    文の構造

    作文が苦手な人や、特に書きたいことが無いという人は、 一行の作文から始めましょう。

    文型

    まずは文の構造をイメージしながら、簡単な文を作って下さい。

    英語から直訳すると、構造がわかりやすいです。 英語のSVO文から、日本語のSOV文を作って下さい。

    この段階では細かい文法は考えずに、文を書くことに慣れていきましょう。

    同じ内容でも、語順や省略、文体によって、印象が変わります。 主語の省略、常体と敬体、書き言葉と話し言葉などを変えて書いてみて下さい。 句読点や漢字変換によっても雰囲気が変わります。

    日本語の文は、動詞、述語、被修飾語、否定など、重要な語句が後に来ます。 文を長くすると、何が言いたいのかわかりにくくなります。 文の分割も含めて、表現を研究して下さい。

    自分と相手の関係

    次は、自分と相手の関係を考えます。

    関係性

    会話などの具体的な状況をイメージして、 それぞれの関係、立場、目的などを考えて下さい。

    主語や目的語、登場人物との関係も含めて考えましょう。

    上の練習と同じように、尊敬語と謙譲語、人称代名詞などを変えて文を作って下さい。

    小説

    背後関係や内面を考えると、さらに複雑になります。 小説の人称や視点なども参考にして下さい。

    漫画や動画など、文章以外の表現についても、関係性を考えてみましょう。 また、不特定多数の読者や発信者、メディアについても考えて下さい。

    内容をイメージする

    伝えたい内容を、図、絵、映像、感覚などでイメージして下さい。

    状況、関係性、目的などに合わせて、内容をどのように伝えるかを考えましょう。

    構成

    構成

    ジャンルごとに、よく使われる構成のパターンがあります。 段落の構成や、タイトル、見出しなどを研究して下さい。

    注意点

    全ての人に対して、速読の習得を保証するわけではありません。 ただ、多くの人がスピードや読解力を改善できると思います。

    指や手首、目などに負担を掛けないようにして下さい。 画面やキーボードなどの位置を調整して、 楽な姿勢で練習するようにして下さい。

    常に目的とバランスを考えて練習しましょう。 一つの練習メニューにこだわりすぎないようにして下さい。

    活字中毒やネット依存に気をつけてください。 速読のスピードだけを鍛えると、 読みやすい文章や刺激的な文章に時間を奪われることになります。 読み書き会話のバランスを保ちながら、興味の幅を広げて下さい。

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