インドネシア語の速読
概要
テキストエディタを使って、タイピングと速読を練習します。 さらに作文の練習で、読解力を鍛えます。
インドネシア語は文法や発音が簡単で、学習しやすい言語です。 時制、冠詞、複数形、動詞の活用がありません。 発音はローマ字読みに近く、単語も覚えやすいです。 アルファベットは英語と同じで、日本語の直接入力で打つことができます。 速読、作文、発音、会話、リスニングなど、バランス良く学習を進めて下さい。
英語と共通する語彙は少ないです。地名や人名などの固有名詞を手がかりに、 ウィキペディアやニュースを読んでいきましょう。
単語や文法の学習では、接頭語、接尾語、畳語が重要です。 一つの単語から、派生語を一緒に覚えましょう。
動画などを使って、速読とリスニングを結びつけましょう。 ニュースが聴き取れるようになると、学習が楽になります。
目次
タイピングと速読
テキストエディタを使って、タイピングと速読を練習します。 メモ帳などを起動して、フォントサイズを最大にして下さい。 手書きでも、練習方法は同じです。
単語を繰り返し書く



このように、短い単語を繰り返し書いて下さい。 2文字、3文字、4文字、そしてまた2文字、3文字、4文字と繰り返します。
繰り返しているうちに、キーを打つときの頭の中の発音が省略されていきます。 ただ、急いで打つ必要はありません。 慣れてきたら、もっと長い単語を打って下さい。
短文を数行に分けて書く

次はこのように改行を細かく入れて、簡単な文を書いて下さい。 慣れるとこれが一目で読めるようになります。 数文字×数行の狭い範囲で、速読の感覚を覚えて下さい。
速読の練習としては、これで十分です。 フォントサイズを戻して、作文の練習に切り替えましょう。
読解力を鍛える
インドネシア語は学習しやすい単語です。 読書、作文、発音、リスニングと、バランス良く練習を進めましょう。
基本的な文の構造は英語に似ていますが、 時制や複数形のような語形変化がありません。 タイピングも簡単なので、作文の練習を繰り返して下さい。
ウィキペディアの記事が読みやすいです。 英語版とインドネシア語版を交互に読んでいくとよいでしょう。 地理や歴史の分野は固有名詞が多く、内容を掴みやすいです。 文章に慣れながら、語彙と知識を増やして下さい。
インドネシア語版ウィキペディア:国の一覧辞書は英語版Wiktionaryが便利です。 接辞や畳語など、派生語を一緒に覚えていきましょう。
単語の発音はローマ字読みに近く、区切って発音するので聴き取りやすいです。 ニュース記事をたくさん読んで、ニュースを聴いて下さい。 また、ブラウザなどの自動読み上げ機能も活用して下さい。
Yahoo Berita:インドネシア版ヤフーニュースリスニング
ニュースを使ってリスニングを鍛えましょう。
テキスト読み上げツールを使って、ニュースを読みながら発音を聴いてください。 私はパソコンのブラウザで、Read Aloudというアドオンを使っています。
YouTubeの自動字幕機能を使って、ニュース動画を見てください。
KOMPASTV - YouTube慣れてきたら、字幕無しでも動画を見てください。
作文の練習
作文の練習で、読解力を鍛えましょう。文法を中心に意識して下さい。

まずは文の構造をイメージしながら、簡単な文を作りましょう。 さらに節、句、単語の構造も意識して下さい。
語順はSVOで、英語に似ています。 形容詞は、名詞を後ろから修飾します。

次は、自分、相手、登場人物の関係性を整理します。 それぞれの関係、立場、目的などを考えましょう。
人称代名詞には、親称と敬称があります。 インドネシア語では、人称、数、時制などによる動詞の活用はありません。
他動詞では接辞を使って、動作主、動作対象との関係を表します。 英語の能動態、受動態と比較して下さい。

他にも、色々なイメージを使って練習して下さい。
発音の練習
発音はローマ字読みに近く、覚えやすいです。 Rの巻き舌の発音以外は簡単だと思います。 ほとんどが子音+母音という音節になっています。
Google翻訳に読み上げ機能があるので、発音の参考にして下さい。 単語や文を入力して、音声を真似しましょう。 英語から翻訳すると簡単です。

単語を繋げて発音するようなこともなく、文字通りに読みます。 それぞれの単語の発音と、接尾辞を付ける時の変化をしっかり覚えましょう。
文法
インドネシア語には、時制、動詞の活用、複数形、冠詞などがありません。 文を作りながら、文法を覚えていきましょう。
基本的には、英語と同じSVO語順です。 主語述語という構造を覚えて下さい。
他動詞では、動作主、動作対象という関係が重要です。 まずは英語で、能動態と受動態で文を作って下さい。 次にインドネシア語で、 動作主と動作対象のそれぞれを主語にして、文を作って下さい。
翻訳ツール
Google翻訳を使って、感覚を掴むことができます。 英語で短い文を書いて、インドネシア語に翻訳することを繰り返して下さい。
翻訳結果を暗記するということではありません。 英文を少しずつ変えて、翻訳文がどう変わるかを確かめましょう。 インドネシア語から英語への翻訳も試して下さい。
冠詞、複数形、時制など、文法に大きな違いがあります。 意図とは違う訳になるかもしれません。 両方の文法を勉強しながら使って下さい。
語形変化
接辞を覚えることで、語彙や文法の理解に役立ちます。 作文の練習とセットにして、品詞や関係性を含めて覚えていきましょう。 一つの語幹から、色々な単語と文を作って下さい。

英語の動詞と動名詞、現在分詞や過去分詞などの関係に似ています。 まずは英語で、自動詞と他動詞、直接目的語と間接目的語などを復習しておきましょう。 関係性をイメージしながら、受動態や分詞構文などを使って文を書いて下さい。
ニュース
新聞社や放送局のほか、Googleニュース、VOAなどでインドネシア語のニュースを読むことができます。 インドネシア版Yahooのトップページにもニュースの見出しが表示されますが、 Newsカテゴリはliptan6へのリンクになっています。
まずは見出しだけでも毎日読んで下さい。 固有名詞をウィキペディアで覚えると、ニュースが読みやすくなります。
多言語学習とインドネシア語
英語のアルファベット26文字で打てる言語の中で、一番学習しやすい言語だと思います。 英語を学習しながら、インドネシア語も進めていくとよいでしょう。
タガログ語とは語彙など似ている部分がありますが、文法が大きく違います。 タガログ語も26文字だけで打てる言語なので、ぜひ挑戦して下さい。
速読で学習しやすいのは、フランス語、スペイン語などの英語に近い言語です。 時制や冠詞などを比較することで、理解を深めることができます。
一方でインドネシア語やタガログ語は独自の文法を持っているので、 英語を中心とした学習とは違う視点を持つことができます。