フランス語の速読

概要

基本的な練習方法は、英語と同じです。 テキストエディタを使って、タイピングと速読を練習します。 さらに、作文の練習で読解力を鍛えます。

フランス語は、文法や単語が英語によく似ています。 学習しやすく、速読に向いている言語です。

ある程度文章を読めるようにしてから、発音や文法を学習しましょう。 英語と比較しながら進めて下さい。

スペイン語、ポルトガル語、イタリア語と近い関係です。 ラテン語由来の語彙が多いので、結びつけて覚えましょう。

目次
  • タイピングと速読の練習
  • 読解力
  • キーボードについて
  • 文法
  • 発音
  • 語源
  • 辞書
  • ニュース
  • 多言語学習とフランス語
  • タイピングと速読の練習

    メモ帳などのテキストエディタを起動して、フォントサイズを最大にして下さい。 紙と鉛筆でも練習方法は同じです。

    単語を繰り返し書く

    フランス語2文字
    フランス語3文字
    フランス語4文字

    このように、2文字から4文字の単語を繰り返し打ちます。 無理に長い単語を打つ必要はありません。 何度も書いていると飽きてきて、頭の中で発音せずに打つようになります。

    短文を数行に分けて書く

    フランス語短文

    次は短い文を、このように数行に分けて書いて下さい。 慣れるとこの数文字×数行を一目で読めるようになります。 細かく改行を入れながら、短い文をいくつか書いて下さい。

    速読の練習自体は、これだけです。後は文章をたくさん読みながら、 作文、発音などの練習を進めましょう。

    読解力

    フランス語は語彙や語順が英語に似ていて、読みやすいです。 一方で、発音や文法は英語よりも複雑です。 速読を使って、読解を中心に学習を進めましょう。

    フランス語をフランス語のまま読んでいきましょう。 ウィキペディアやニュースをどんどん読んで下さい。 固有名詞や英語に似た単語を手掛かりにして、内容を推測して下さい。 同じジャンルの記事をたくさん読んでいけば、理解できる割合が増えていきます。

    英語への自動翻訳を上手く使って下さい。辞書や発音のサンプルとしても使えます。

    英語の速読、作文、語彙、知識が重要です。 表現力、読解力の幅を広げておきましょう。 そして英語の教材を使って、英語と比較しながら学習して下さい。

    簡単な文を作りながら、文法を覚えていきましょう。 語順、冠詞、時制など、英文法の復習にもなります。

    日常的にニュースを読む、聴く、見るというのが一つの目標です。 ニュースサイトや動画を利用して下さい。 フランス語は綴りと発音の関係が複雑で、リスニングは難しいです。

    フランス語でフランス語を勉強することを目指しましょう。 フランス語のウェブサイトやオンライン辞書を使って下さい。 英語版のWiktionaryで単語を調べて、 そのままフランス語版のページを読むとわかりやすいです。 フランス語版の英語学習サイトも参考にして下さい。

    キーボードについて

    フランス語では、記号付きの文字éàèùâêîôûëïüÿçと合字æœを使います。 これらの文字を入力するためには、言語入力の追加が必要です。

    windowsの場合は、コントロールパネルの言語設定から言語を追加して下さい。 フランス語やフランス語(スイス)などの配列は、日本の標準的なQWERTY配列ではありません。 ヨーロッパとは物理的な配置も違うので、使えないキーがあります。

    QWERTY配列を使う場合は、カナダマルチリンガル配列か、 USインターナショナル配列がよいでしょう。 言語の追加は、フランス語でも英語でも構いません。 これらの配列は、複数の言語に対応しています。

    USインターナショナル配列

    USインターナショナル配列は、合字のœ以外の全ての文字を打つことができます。 フランス語以外にも、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語、 デンマーク語などに対応しています。

    記号付き文字については、éの場合、:を押してからeを押すというように入力します。 èは、半角全角キーを押してからeを押します。 êは、シフトを押しながら6を押してから、eを押します。 ëは、シフトを押しながら:を押してから、eを押します。 çは、:を押してからcを押します。 æは、右Altを押しながらzを押します。

    アポストロフィは、:を押してからスペースを押します。  フランス語ではエリジオンがあるので、アポストロフィをよく使います。 慣れればこの打ち方のほうが楽かもしれません。 英語もこの配列で打てるように、練習して下さい。

    カナダマルチリンガル配列

    フランス語をメインに使う場合や、とにかく多くの言語を打ちたいという人は、 カナダマルチリンガル配列を使って下さい。よく使うçéèàなどの文字が、 右側の方に単独で割り当てられています。

    USインターナショナル配列よりも、さらに多くの言語を打つことができます。 ただし、言語によっては右Alt、右Ctrlキーを頻繁に使うことになります。

    文法

    簡単な文を作りながら、文法を覚えましょう。

    SVO

    文や節の構造を意識して下さい。 フランス語は主語を省略しないので、英語と比較しやすいです。

    語順はほぼ同じですが、形容詞は名詞の後ろから修飾します。 名詞の性と数によって、形容詞や冠詞が変化します。

    冠詞は発音による変化もあって、種類が多いです。 名詞とセットにして覚えましょう。 定冠詞の使い方が英語とは少し違うことにも注意して下さい。

    関係性

    代名詞や時制も、英語と比較して覚えましょう。 動詞の活用が複雑です。

    二人称代名詞に親称と敬称があります。

    発音の練習

    フランス語は、綴りと発音のギャップが大きい言語です。 発音記号を使って、単語ごとの発音と、文として発音するときの変化を覚えていきましょう。

    発音自体も複雑で、日本語にも英語にもない音があります。 母音、子音、音節、単語、文と、それぞれの単位で練習しましょう。

    フランス語は母音の種類が多いです。 国際音声記号IPAを参考にして、繰り返し練習しましょう。 口を開ける大きさ、下の前後の位置、唇の丸め方を研究して下さい。 口の動きと音の違いを観察していると、耳が慣れていきます。

    子音も、発音と発音記号を結びつけて覚えて下さい。 Rの発音は、IPAで近い発音と比較して練習しましょう。

    次は、単語ごとの発音を練習します。 まずは単語の綴りではなく、発音記号の綴りを見て下さい。 オンライン辞書にも、 発音記号とサンプル音声があります。

    音節の構造

    子音+母音+子音のように、音節の構造をイメージして下さい。 単語の発音記号を見て、音節の区切りがわかるようにしましょう。

    フランス語の発音

    そして、次は単語の綴りと発音の関係を覚えていきましょう。 英語以上に、発音されない文字がたくさんあります。 この綴りはこの発音になる、というルールを少しずつ覚えて下さい。

    文として喋るときには、また別のルールがあります。 エリジオン、アンシェヌマン、リエゾンなどを覚えていきましょう。 作文の練習と合わせて、 3語、4語の文をたくさん作って練習して下さい。

    母音、発音記号、単語、短文と、切り替えながら練習しましょう。 単語と短文については、Google翻訳の読み上げ機能が便利です。 単語を入力すると、簡単な定義文も表示されます。

    語源を使った学習

    英語もフランス語も、ラテン語から影響を受けています。 同じ語源を持つ単語がたくさんあります。

    英語やフランス語の単語を、Wiktionary英語版で調べて下さい。 Etymologyという項目で、語源となった単語や、 そこから派生した別の単語を知ることができます。

    一つの単語を、語幹、接頭辞、 接尾辞のように分解できる場合があります。分解すると、 長い単語も覚えやすくなります。

    英語とフランス語で似ている単語は、語源を調べて下さい。 綴りや発音、意味の違いに注意しながら、結びつけて覚えましょう。

    辞書について

    オンライン辞典などを使って、 英仏、仏英、仏仏辞典に慣れていきましょう。 辞典の読解力とスピードを身につけて下さい。

    まずは英語の作文を練習しながら、 和英、英和、英英辞典に慣れて下さい。 英文を読む時にも、単語を英和と英英の両方で調べるようにしましょう。 さらに英仏辞典でも調べるようになれば、早く成長します。

    英語版Wikitionaryは、英単語でもフランス語の単語でも、 日本語の単語でも調べることができます。単語の意味の説明はシンプルですが、 語源や活用など色々な情報があります。フランス語の単語については、 そのままフランス語版の記事も読んで下さい。

    ケンブリッジのオンライン英和辞典は、 英英辞典にフランス語訳を付けたような形式になっています。 例文にもフランス語訳がついているので、 ある程度読めるようになったら活用して下さい。

    collinsのオンライン仏英辞典は、単語の発音記号と音声、 動詞の活用表も見ることができます。

    ある程度辞書に慣れてきたら、単語帳のように読むことも試して下さい。 ポケット辞典、ペーパーブック版など、小型で安いものがあります。

    iPhoneは標準機能として仏英辞典や仏仏辞典が使えます。 英英辞典には、語源も載っています。

    フランス語のニュース

    YAHOO!やGoogle Newsなどの記事を活用しましょう。 ニュースを読むことが習慣になれば、勉強という感覚も無くなります。

    フランス版のYAHOO! ACTUALITÉSがおすすめです。 見出しと最初の数行を、まとめて読むことができます。 日本以外のYahoo!はデザインが似ているので、 先にUS版などで慣れておきましょう。

    まずは英語版のWorldカテゴリと、フランス版のMondeカテゴリを読んでみて下さい。 大きな事件は各国がニュースにするので、記事を比べてみるのも面白いです。

    最初は見出しだけでも、毎日読んで下さい。 英語への自動翻訳を使うとわかりやすいです。 ただ、見出し特有の省略した表現に注意して下さい。

    動画では、FRANCE24、franceinfoが便利です。 EURONEWSもフランス語に対応しています。 ウェブサイトやアプリ、youtubeなどで見ることができます。

    ニュースを読みながら学習を続ければ、聴き取れるようになっていきます。 速読とリスニングの教材として、ニュースを活用して下さい。

    多言語学習とフランス語

    フランス語は俗ラテン語を起源とするロマンス諸語に属していて、 イタリア語、スペイン語、ポルトガル語とよく似ています。 フランス語の速読に慣れれば、これらの言語もある程度は読めるようになります。 また、ラテン語の学習も楽になります。

    ロマンス諸語はSVO語順やラテン語由来の語彙など、英語とも共通点が多いです。 速読を使って多言語学習を進めるなら、英語の次はこれらの言語を学習するとよいでしょう。 その中でもフランス語は主語代名詞を省略しないので、特に英語と近いです。 文法を学習するときに、英語と一語ずつ比較することができます。

    名詞の性、動詞の人称活用、親称と敬称は、多くの言語が持っている文法です。 学習しやすいフランス語で、しっかり身につけておきましょう。

    フランス語は発音のルールが複雑ですが、 どの言語でも表記と音にはギャップがあります。 音節の構造と、単語を続けて読むときの変化を覚えれば、 他の言語でも役に立ちます。

    表記と音の関係が理解できれば、速読がリスニング能力に直結します。 発音がわかりやすいスペイン語を先に勉強するのもよいでしょう。

    英語やフランス語で速読を鍛えながら、 勉強する言語を広げていきましょう。 長文の速読に慣れれば、 語順や文字が違う言語の学習が楽になります。

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