速読と発音記号

英語の発音記号をタイピングする方法と、発音記号を使った学習方法を紹介します。

目次
  • 発音記号のタイピング
  • 発音記号の基本
  • 発音記号を使った学習
  • 他の言語と発音記号
  • 発音記号をタイピングする

    英語の発音記号を入力するには、いくつかの方法があります。 数文字だけなら、どこかからコピーペーストするか、 オンラインキーボードを使うと良いでしょう。 どの方法を使うにしても、フォントによって表示が変わるので注意が必要です。

    スマートフォンの場合は、GboardなどがIPAの入力に対応しています。 英語の発音記号には色々な方式がありますが、元になっているのはIPAです。

    ここでは、Aglaia Phonetic Symbolという無料のフォントを利用する方法を紹介します。 このフォントをパソコンにインストールすると、 日本の教材で使われる英語の発音記号をタイピングできるようになります。

    このフォントは英語の小文字、大文字、記号の一部を、発音記号に置き換えています。 他のフォントに変えると違う文字になってしまうので、 必ずこのフォントで表示しなければなりません。 印刷して使う場合には良いのですが、 ウェブで表示する場合や、 データを人に渡すような場合には注意して下さい。

    フォントをインストールして、テキストエディタで選択して下さい。 直接入力でキーを打っていくと、 発音記号に使われる文字だけが表示されます。

    配置

    シフトを押しながらキーを打つと、記号が出てきます。 記号の配置は、各キーの文字に関連付けられています。 文字の形、発音などと結びつけて覚えて下さい。

    シフトキー

    この他に、アクセントを示すための記号も使えます。

    外国の辞書などでは、このフォントに無い記号を使う場合もあります。

    配置の覚え方

    テキストエディタを使った練習方法を紹介します。 英語の速読についての記事も参考にして下さい。

    発音記号2文字
    発音記号3文字
    発音記号4文字

    このように、2文字、3文字、4文字の単語を繰り返し入力します。 最初はランダムな文字列でも構いません。 2文字から4文字を繰り返して下さい。

    音節の構造や、単語の綴りとの関係を学習すると、 長い単語も打てるようになります。発音の学習、練習と、 このタイピングの練習を並行して進めて下さい。

    発音記号の基本

    発音記号は、文字や単語の発音を表記するためのものです。 日本の教材で使われている記号以外にも、いくつかの種類があります。 英語のオンライン辞典やGoogle翻訳で、同じ英単語を調べてみて下さい。

    一つの単語に対して、正しい発音というものが定められているわけではありません。 米国式と英国式があって、さらに地域や人によって発音が違います。 辞典によっては、複数の発音記号が書いてあります。

    発音記号ごとの発音を覚えることがゴールではありません。 音節の構造や、音の変化を学習しましょう。 同じ文字や発音記号でも、発音は周りの音によって変化します。 例えば米国式の場合、time, get, laterのtは、違う音になります。

    音節、単語、文それぞれに、音の変化のルールがあります。 発音記号を使って、文字と発音、単語の綴りと発音の関係を覚えていきましょう。

    発音記号を使った学習

    発音の学習方法を紹介します。母音、子音、音節、単語、文単位で、 発音とルールを覚えていきましょう。

    発音と綴りの関係を覚えると、初めて見る単語でも、ある程度発音が予測できるようになります。ただし英語の場合はルールが複雑で、例外もたくさんあります。 よく使う表現を中心に、少しずつ慣れていきましょう。

    まずは母音の発音記号と発音を覚えます。 単母音と、rを使わないものを先に覚えてしまいましょう。 子音については、子音+母音という形で覚えるのがよいでしょう。 母音の種類が多いので、全ての組み合わせを練習するのは難しいです。

    次は音節単位での練習です。日本語は「子音+母音」が基本ですが、 英語は「子音+母音+子音」のような形が多いです。発音のリズムは、 文字ではなく音節が基本になります。

    音節

    同じ子音でも、母音の前と後では違う音になります。 また、rのように母音でも子音でも使う文字に注意して下さい。 3文字、4文字の単語は単音節のものが多いので、 発音記号を調べて練習して下さい。

    英語の発音

    次は、単語の綴りと発音記号の関係を見ていきましょう。 文字と発音記号は、1体1で対応しているわけではありません。 makeやlikeの綴りは2音節に見えますが、発音は1音節です。

    まずは短い単語から、発音記号の綴りと文字の綴りを比較して、 発音を練習して下さい。 長い単語も、音節で区切るとわかりやすくなります。 アクセントも一緒に覚えて下さい。

    そして、文単位でも練習しましょう。 子音で終わる単語と母音で始まる単語を繋げて発音するなど、 文としての発音のルールがあります。 イントネーションや強弱も意識して下さい。

    基本的な母音や子音から始めて、 適度に練習の単位を切り替えて、集中力を高めていきましょう。 会話やスピーチの練習も混ぜて下さい。また、気に入った単語やフレーズは、 普段から声に出して下さい。

    他の言語と発音記号

    発音記号を使って、色々な言語の発音について学びましょう。 多くの言語は、英語よりも発音のルールが簡単です。

    日本の教材や辞書は、カタカナで発音を表記するものが多いです。 英語の教材を使って、英語で外国語を勉強するほうが楽な場合もあります。

    国際標準IPAは、ほとんどの言語、発音をカバーしています。 IPAでは母音子音それぞれに、数十個の記号が定義されています。 他の言語との共通点を利用して、効率良く学習して下さい。 ただし教材などでは、IPAをアレンジして使うことが多いです。

    IPA Chartなどを使って、色々な発音を試してみましょう。 母音は簡単なので、一通り発音してみて下さい。 口、舌、唇と耳の訓練になります。 子音も、表の縦や横に順番に発音してみましょう。

    英語版ウィキペディアでは、各言語の発音、phonologyについての記事があります。 IPAなどを使って、子音母音の発音や、文字との関係を詳しく説明しています。 複数の言語を勉強すると、発音の仕組みが見えてきます。

    フランス語は発音のルールが複雑なので、発音記号を使った学習が効果的です。 rの発音が特徴的ですが、発音方法が似ているものを参考にして下さい。

    スペイン語、ポルトガル語、インドネシア語の学習では、 発音記号はあまり使われていません。ローマ字読みに近いので、 単語の綴りを見ながら発音を覚えていきましょう。

    ドイツ語もローマ字読みに近いのですが、母音の種類が多いです。 母音ごとの発音を練習して、耳を慣らして下さい。

    ロシア語、ギリシャ語など、他のアルファベットを使う言語では、 ラテン文字に置き換えて学習します。 発音の仕組みを理解した上で、ラテン文字での読み書きにも慣れましょう。

    キリル文字もギリシャ文字も、 基本的にはラテン文字と一対一で対応しています。 発音やタイピングを覚えれば、 ラテン文字の言語と同じように学習することができます。

    韓国語のハングルは、発音記号に似ています。 子音や母音を表す字母を組み合わせて、一つの文字を作ります。 字母をラテン文字と結びつけると覚えやすいです。

    中国語については、ピンインという方式があります。 ラテン文字と記号を使って、音節と声調を示します。 パソコンのキーボード入力にも使われます。