中国語の速読

概要

基本的な練習方法は日本語と同じです。 テキストエディタを使って、タイピングと速読を練習します。 さらに、作文の練習で読解力を鍛えます。

中国語のタイピングを覚えるには時間が掛かります。 まずは日本語で速読を練習しながら、中国語の文を読んでいきましょう。 繁体字なら、漢字から内容を推測することができます。

中国語版ウィキペディアで、日本や中国についての記事を読んで下さい。 慣れてきたら、外来語や簡体字、漢文を覚えていきましょう。

漢字や漢文は、多くの言語に影響を与えています。 Wiktionaryでは、漢字の成り立ちから、中国語、日本語、韓国語、 ベトナム語での意味まで調べることができます。

目次
  • タイピングと速読
  • 中国語の読解
  • 外来語
  • 発音
  • 作文
  • 漢字について
  • 英語の教材やツール
  • 辞典
  • 中国語のニュース
  • 多言語学習と中国語
  • タイピングと速読

    速読と作文の練習では、テキストエディタを使います。 中国語に対応したエディタとフォントが必要です。 入力の言語設定と、場合によってはフォントの設定、インストールを行って下さい。

    私は現在windows8.1で、googleのピンイン入力、Emeditor、TATEditor、 フォントはMSPゴシックとnoto sans CJKを使っています。

    ピンインの練習

    まずはローマ字入力を覚えるように、ピンインの綴りを覚えていきましょう。 英語の速読の練習を参考にして、日本語の直接入力で練習して下さい。

    ピンイン2文字
    ピンイン3文字
    ピンイン4文字

    このように2文字から4文字まで増やして、また2文字から繰り返します。 ピンインは長くても6文字ですが、簡単に打てる範囲で練習して下さい。

    単語を繰り返し書く

    次は中国語入力で、漢字を練習していきましょう。同じように、1文字、2文字、 3文字と増やしていって、また1文字から繰り返して下さい。

    中国語1文字
    中国語2文字
    中国語3文字

    最初はランダムに適当な漢字を打って下さい。 慣れてきたら、単語や文をいくつか覚えましょう。

    Google Pinyin入力の場合は、シフトキーで中国語と英語を切り替えることができます。 日本語入力での半角全角キーのような感覚です。

    文字や短い単語を繰り返し書いていると、頭の中で発音しなくても書けるようになります。 この感覚を利用して、速読に慣れていきましょう。

    短文を数行に分けて書く

    複数行

    次は簡単な文を、単語ごとに改行して書いて下さい。 これは複数行を一度に読む訓練になります。

    実際の文章入力では、単語ごとではなく、 まとめて漢字変換しましょう。

    中国語の読解

    まずは繁体字のニュースやウィキペディアなどを読んでみて下さい。 漢字が日本語と似ているので、ある程度は理解できると思います。

    学習レベルに関係なく、どんどん文章を読んでいきましょう。 知っている漢字、似ている漢字を拾って、文の意味や構造を推測して下さい。 文章に慣れてから、文法などの学習や、作文の練習を進めましょう。

    中文版ウィキペディアの記事が読みやすいです。 簡体字と繁体字が混ざっているので、 地域を選択して、統一した表記に切り替えて下さい。

    パソコンの場合は上の「不转换」というタブで切り替えます。 ブラウザの言語設定で中国語(台湾)または中国語(繁体字)を追加すると、 自動的に表示が「臺灣正體」になります。簡体字で読みたい場合は、 中国語(中国)または中国語(簡体字)を追加して下さい。

    わからない部分は自動翻訳を使うか、1文字ずつ漢字を調べましょう。 まずは最初の文、最初の段落を読めるようにして下さい。

    ウィキペディアで歴史や地理を勉強して、ニュースを読めるようにして下さい。 国についての記事を読んでいくと、地理、歴史、政治、経済など、 実用的な知識と語彙を増やすことができます。 日本語版の記事と交互に読んでいくと良いでしょう。

    外来語は、主に発音に対して漢字を当てています。 国の名前や重要人物から覚えていきましょう。

    文言(漢文)版は記事数が少なく、自動翻訳も使えません。 漢文は一文字の単語が多いので、漢字を調べれば意味がわかります。 固有名詞は現代語とほぼ同じなので、漢文から慣れていくのもよいでしょう。

    文章に慣れると、教材も楽に読めるようになります。 東京外国語大学など、無料の学習サイトを活用して下さい。 教材やウェブサイトの量では、簡体字のほうが有利です。

    作文の練習で、読解力が改善します。 中国語はタイピングが大変ですが、 短い単語、短い文から練習して下さい。

    中国語の文法や表記は、他の言語と大きく異なります。 中国語版の英語学習サイトや、 英語版の中国語学習サイトが、 どのように教えているかを参考にして下さい。

    外来語

    中国語の速読のポイントとなるのが、外来語です。 日本の地名や人名などは、ほぼそのまま読むことができます。 逆に海外の地名や人名は、当て字のような漢字表記で覚えなければなりません。

    例えばウィキペディアで日本の歴史上の人物について、 日本語版と中国語版繁体字の記事を比べてみて下さい。 出てくる漢字がほとんど同じで、中国語を全く知らなくても読めるくらいです。

    ウィキペディアで日本と中国の地理歴史を勉強しながら、 中国語に慣れていきましょう。日本語と中国語を交互に読んで下さい。 同じ漢字でも、日本語と中国語で意味が違う場合もあるので注意して下さい。

    他の国の地名や人名なども、主に音訳で、漢字で表記します。 多くの場合は、漢字の意味に関係なく、発音だけを当てはめています。 音訳はある程度パターンが決まっているので、慣れれば読めるようになります。

    漢字の意味を踏まえて訳す場合もあります。また、ニュースなどでは省略語が使われるので、 それも覚えなければなりません。美国、俄国、徳国など、日本語とは違う表記に注意して下さい。

    発音の学習

    中国語の音節は、「子音+母音+声調」という組み合わせです。 タイピングのピンイン入力では、子音と母音の綴りだけを使います。 教則サイトやGoogle翻訳を使って、音を覚えていきましょう。 Google翻訳では、声調記号付きのピンインが表示されます。

    日本語の五十音表のような、Pinyin Chartという一覧表がネット上にあります。 音声を聴くことができるので、練習に活用して下さい。 ただし、子音と母音の組み合わせが何百種類もあって、 それぞれに4種類の声調があります。

    日本の教材、サイトなどは、カタカナ表記が多いです。 速読を使った学習では、 英語のサイトやオンライン辞典などの方が使いやすいです。 漢字から直接、ピンインや音に結びつけていきましょう。

    漢字ごとに一つのピンインが決まっています。 ただ、単語や文として発音するときに、音が変化する場合があります。 音節、単語、文、それぞれの単位で、 発音とルールを覚えていきましょう。

    作文の練習

    速読の読解力を伸ばすには、作文の練習が重要です。 短い作文を繰り返して、語順などの文法を覚えていきましょう。

    svo

    短い単語を使って、簡単な文をたくさん作って下さい。 まずは文の構造を意識しましょう。

    中国語の語順は英語に似ています。英文から中国語に訳すと、構造がわかりやすいです。

    文、節、句、単語という構造も英語に似ています。 中国語は単語ごとに区切らずに書くことと、 単独では単語にならない漢字があることに注意して下さい。

    修飾語や句、節が前に来ます。英語では前置詞や関係代名詞を使うような部分を、 先に書くので注意して下さい。

    関係性

    あとは、日本語での作文と同じです。

    構成

    色々なイメージを使って練習して下さい。また、中国語で文章の書き方を調べて下さい。

    漢字について

    中国本土では簡体字が、台湾や香港では繁体字が多く使われています。 どちらから勉強しても良いのですが、速読しやすいのは繁体字です。 繁体字は日本の旧字体に近く、漢字の意味がわかりやすいです。

    中国語は語形変化が無いので、とにかく漢字を覚えれば読解力が上がります。 ただし単語は2文字や3文字が多く、元の漢字の意味とは違う場合があります。 また、単独では使えない、語素としての漢字も多いです。 漢字と単語の両方を覚えていきましょう。

    日本語の漢字や単語も、英語版Wiktionaryで調べてみましょう。 日本語と中国語での違いに注目して下さい。 goo辞書のデジタル大辞泉では、文語や旧字も出てきます。

    多くの漢字は、意味を表す部首と、音を表す部首の組み合わせです。 簡単な漢字や部首を手書きで練習すると、 形を意識するようになります。

    英語の教材やツールを使った練習

    英語がある程度できるなら、自動翻訳を使って勉強することができます。 Google翻訳ツールの中で英文をたくさん書いて、中国語に翻訳して下さい。 繁体字なら知っている漢字も出てくるので、この練習だけでも何となく感覚が掴めます。

    中国語の訳文の下にはピンインが表示されて、発音を聞くこともできます。 勉強が進めば、もっと有効に使えるようになります。

    Google翻訳上の仮想キーボードで、中国語の入力を試すことができます。 ピンイン以外の入力方法にも対応しています。

    また、中国語のニュースの見出しなどを、英語に自動翻訳して読んでいきましょう。 固有名詞や略語などは正しく訳せない場合もありますが、 慣れればわかるようになってきます。

    単語帳や辞書も、英語で書かれたものを試して下さい。 知っている英語と知っている漢字があるので、効率良く進めることができます。

    辞典

    オンライン辞典では、weblioの日中・中日辞典とcollinsの英中辞典、中英辞典が便利です。 速読で読む場合、カタカナの発音表記が無いほうが使いやすいです。

    Wiktionary英語版では、漢字の成り立ちや、 日本語、韓国語、ベトナム語での意味も調べることができます。

    Wikipediaには、中文版、文言(漢文)版、さらに他の方言の版もあります。 中文版の記事は、簡体字や繁体字を選択することができます。 固有名詞を勉強すると、ニュースの読解に役立ちます。

    百度百科は、中国のオンライン百科事典です。 ウィキペディアもそうですが、中国に関係する内容のほうが詳しく載っています。 中国の地理や歴史、中国語の文法などを、中国語で勉強して下さい。

    中国語のニュース

    繁体字ですが、台湾と香港のYahooNewsが読みやすいです。 娯楽カテゴリでは、日本の芸能人の話題も出てきます。 また、youtubeで台湾のニュース番組がいくつか配信されています。 字幕が多いので、聴き取れなくても読解の練習になります。

    VOAや新華社通信のサイトでは、 簡体字と繁体字の両方で記事を読むことができます。

    youtubeなどで、中国国営放送CCTVのニュースを見ることができます。

    外国のメディアは、表現の基準が違います。 事故などの写真や映像が、日本とは違うので注意して下さい。 台湾と香港のYahooNewsでは、私は画像を表示しないようにしています。

    多言語学習と中国語

    英語とは、文字や文法が大きく違います。 英語版の中国語学習サイトや、中国語版の英語学習サイトを見て、 違いをどのように説明しているかを参考にして下さい。

    中国語の漢字は、多くの言語に影響を与えています。いくつかの言語では、 書き言葉として漢文を使っていました。漢字と漢文を中心にして、複数の言語を学ぶことができます。

    ベトナム語では漢文を元にしたチュノムが使われていました。 現在はラテン文字のクォックグーが使われていますが、 漢字と結びつけると学習しやすいです。 チュノムで書かれたVinaWikiなどで、文章を読むことができます。

    韓国語でも漢字が使われていて、語彙にも中国語由来の漢字語があります。 現在はハングルで表記しますが、ニュースや辞書の見出しなどで漢字が使われています。

    まずは中国語の繁体字に慣れて、それから漢文や簡体字、他の言語へと結びつけましょう。 ウィキペディアを使って、文字や言語を切り替えながら記事を読んで下さい。

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